日本珪藻学会 公募集会 募集のご案内
日本珪藻学会では,本会の目的である珪藻学の進歩と普及を図り,併せて会員相互の連絡と親睦を図るために,大会の他に研究集会を概ね年1回ずつ開催してきました。しかし会員の減少などもあって,大会と同様の研究発表会を年に2回行う必要は必ずしもないという意見が,運営委員会で多数を占めるに至りました。
そこで研究集会に代わる学会行事を、総会および運営委員会で検討した結果、学会員の誰もが提案・運営できる公募集会を行うことになりました。つきましては,以下の要領で集会を公募いたしますので,奮ってご応募ください。
なお公募集会の報告あるいは抄録は,雑報として会誌Diatomに掲載されます。また編集委員会で承認されれば,公募集会に基づいた特集をDiatom誌上で組むこともできます。ただし特集を構成する各報文はDiatom投稿規定に従って投稿され,所定の査読を経る必要があります。
1. 対象
珪藻をテーマあるいは材料とした,以下のような幅広い形式の集会を対象とします。いずれの形式でも,旅費を支出して講師を招聘することが可能です。特に若手からの企画提案を積極的に受け付けたいと思います。こんな企画でよいのか?と悩んだときには、遠慮なくにご相談ください。他の主体との共催とすることも妨げません。・シンポジウム,研究会(会場+オンラインのハイブリッド開催を推奨;ただし難しい場合には会場のみあるいはオンラインのみの開催も可)
・珪藻学に必要な技術(顕微鏡観察,種同定,遺伝子解析,統計解析等)の習得を目的としたワークショップ
・初学者を対象とした入門講座(例えば高校生以下向け;合宿形式も可)
2. 応募資格と条件
応募者は主催に直接関わる日本珪藻学会会員に限ります。 研究集会のタイトルは問いませんが,必ず日本珪藻学会の主催あるいは共催事業とし,案内や配布物には「日本珪藻学会第○○回公募集会」であることを明記して下さい。3. 応募期間
今回の募集は,2025年10月1日(水)から2026年12月31日(木)の間に実施するものを対象とし,2025年8月15日(金)を応募締め切りとします. なお,応募状況に応じて再度募集することがあります.4. 助成額と用途
助成数は原則として年1件で(応募多数の場合には運営委員会の判断で最大2件まで認める),1件30万円を上限とし,少額の応募も受け付けます.用途は,講演者・講師・招聘スタッフへの旅費(交通費・宿泊費),人件費(準備・運営アルバイト代),集会に直接関わる消耗品・資料・印刷費会場・機器等の貸借料,広報・通信費,湯茶代(アルコール類を除く),そのほかシンポジウム等の開催に必要な適切な支出とします。講師謝金を本助成から支出することはできませんが,共催主体などからの支出は妨げません。
また,参加費を徴収することは妨げませんが,会員の参加費は特段の事情がない限り無料として下さい。申請書の作成に当たっては,費目をできるだけ具体的に記入してください。
開催後1ヶ月以内に,実施報告書と会計報告を領収書の写しとともに事務局に提出してください。集会に使用されなかった残金は事務局に返却してください。