DIATOM 投稿規定

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1.投稿資格

本誌への投稿者は会員とし,共著論文においては少なくとも著者の一人が会員であることを条件とする。ただし,本会が寄稿を依頼した場合はこの限りではない。

2.報文の種類

珪藻学および関連分野の,原著(モノグラフを含む),総説,短報(新奇性はあるものの,観察結果,分析や考察が量的に原著論文の水準に満たない場合),研究ノート(分類,生態に係る観察結果や,研究の質的向上に係る技術情報など),雑報(意見,ニュース,新著紹介など)とし,原著,総説,短報,研究ノートは未発表のものに限る。原著と総説は刷り上り10ページ以内,短報は原則4ページ以内,研究ノートは2ページ以内とし,所定のページを超過した場合,超過分のページ単価は5,000円とする(超過ページ代支援制度については,学会窓口にお問い合わせ下さい)。図表のカラー印刷を希望する場合の実費は著者負担となるが,オンライン版PDFファイルのみのカラーは無料とする。

3.報文執筆要領

報文は日本語または英語とする。

A.原稿
英文原稿・和文原稿ともに,A4版用紙に文字サイズ11ポイントで作成する。天地左右に各3 cm 以上のスペースをとる。左側スペースに,通しの行番号を示すことが望ましい。
  • a)和文原稿:1ページあたり 40文字×30行で作成する。
  • b)英文原稿:1ページあたり約30行で作成する。英語を母国語とする人や相当の英語能力のある人に十分な添削を受けた後に提出する。
B.原稿の順序
原著・総説・短報いずれも以下に準じる。研究ノート・雑報は,最新の巻を参照すること。Abstract(英文)を付けることもできる。
  • a)和文原稿:
  • 初頁…表題(和文),著者名(和文),所属・住所(和文),表題(英文),著者名(英文),所属・住所(英文),責任著者のe-mailアドレス(英文),欄外見出し(英文)
  • 次頁…Abstract(英文),Key index words(英,6語以内,abc順,必要以外は小文字,タイトルに含まれない語)
  • 改頁…本文,謝辞
  • 改頁…引用文献
  • 改頁…図と表の説明文(英文)
  •  
  • b)英文原稿:
  • 初頁…表題(英文),著者名(英文),所属・住所(英文),責任著者のe-mailアドレス(英文),欄外見出し(英文)
  • 次頁…Abstract(英文),Key index words(英,6語以内,abc順,必要以外は小文字,タイトルに含まれない語)
  • 改頁…本文,謝辞
  • 改頁…引用文献
  • 改頁…図と表の説明文
  • 改頁…表題(和文),著者名(和文),摘要(和文で800字以内),所属・住所(和文)
C.単位
SI単位を使用する。

D. 学名
生物の学名は斜体とすること(アンダーラインは引かない)。

E.学名の著者名および引用
分類群名に付加する引用で,著者名は略号ではなくフルスペルとする。分類群名に付す著者名については,AlgaeBase( https://www.algaebase.org/)を参照すること。2名以上の著者を表記する際はetではなく&を用いる。基本的に著者名は本文初出時のみ付加し,それ以降は省略する。
フロラ論文では各分類群について同定の根拠となる引用文献を記す。この際は例のように表記し,引用文献リストにも加えること。
  • 例1 原記載を引用する場合は、著者名に続いて引用文献等を記す。
  • Encyonema simile Krammer (1997: 60. pl. 18. f. 5-10, pl. 19. f. 9-16)
  • Pinnularia valdetolerans Mayama & H.Kobayasi in Idei & Mayama (2001: 270. f. 30-53)
  •  
  • 例2 原記載以外の論文を参照した場合はref.以降に文献等を記すが、ref.の初出時のみ意味を明確にするため、以下のように表記する。
  • Lemnicola hungarica (Grunow) Round & Basson; reference literature (hereafter abbreviated to 'ref.' and indicating the book, paper or website used to identify this taxon) Potapova (2010)
    (ウェブページなので頁および図番号がない)
  • Brachysira serians var. acuta (Hustedt) Vyverman; ref. Simonsen (1987: 214. pls 326-327. f. 36-38; as Anomoeoneis serians var. acuta)
F.本文中での文献,図表の引用
本文中で文献を引用する場合は“鈴木(1996),鈴木・山田(1998),山田ら(1998),Suzuki & Yamada (1998),Yamada et al. (1998)”のように記載し,文末に記載する場合は,“(鈴木 1996,鈴木・山田 1998,山田ら 1998,Suzuki & Yamada 1998,Yamada et al. 1998)”のように記載する。
本文中で図表を引用する場合は括弧内に入れて“(Fig. 1),(Figs 1-3, 5),(Table 1),(Table 3, 4)”のように記載する。また,括弧内に入れない場合は“Figure 2 indicates…”,“…をTable 3に示した”のように記載する。

G.引用文献
文献は本文中に引用したものだけをすべて記載する。著者名をアルファベット順に並べ,下記の例にしたがって記載する。英文論文への和文論文の引用は,ページ・出版地のあとに “(in Japanese with English summary)”,“(in Japanese)” のように記載する。   
  • a)逐次刊行物:“著者名.発行年.表題.誌名と(号):ページ(ページ番号を伴わない図版がある場合はページと図版番号).”誌名は省略せずに記し,巻はゴシックとする。号はページが巻の通し番号の場合は省く。
  • 福島 博.1950.四万温泉の藻類植生. 植物学雑誌 25: 173-178.
  • Pappas, J.L. & Stoermer, E.F. 2003. Morphometric comparison of the neotype of Asterionella formosa Hassall (Heterokontophyta, Bacillariophyceae) with Asterionella edlundii sp. nov. from Lake Hovsgol, Mongolia. Diatom 19: 55-65.
  • b)単行本:“著者名.発行年.表題.ページ数(あるいはページ数,図版番号).出版社,出版地.”表題には(号)を含む。出版地が複数ある場合には,最初の1つのみを記し,他は省略する。
  • 渡辺仁治・浅井一視・大塚泰介・辻 彰洋・伯耆晶子.2005.淡水珪藻生態図鑑. 784 pp. 内田老鶴圃, 東京.
  • Round, F.E., Crawford, R.M. & Mann, D.G. 1990. The diatoms. Biology and morphology of the genera. 747 pp. Cambridge University Press, Cambridge.
  • c)単行本の章:“著者名.発行年.表題.In: 編集者名(編)表題.ページ.出版社,出版地.”
  • 小林 弘.1993.Navicula radiosa Kützing の生活史.In: 堀輝三(編)藻類の生活史集成 第3巻 単細胞性・鞭毛藻類.pp. 292-293. 内田老鶴圃,東京.
  • Idei, M. & Mayama, S. 2001. Pinnularia acidojaponica M.Idei et H.Kobayasi sp. nov. – new diatom taxa from Japanese extreme environments. In: Jahn, R., Kociolek, J.P., Witkowski, A. & Compère, P. (eds) Lange-Bertalot-Festschrift. pp. 265-277. A.R.G. Gantner, Ruggell.
  • d)シリーズ中の一分冊:“著者名.発行年.表題.ページ数.In: 編集者名(編)本の表題と巻.出版社,出版地.”
  • 珪藻太郎.2000.河川の珪藻.123 pp. In: 珪藻花子(編)水生生物大系.10.珪書堂,東京.
  • Hustedt, F. 1930. Bacillariophyta (Diatomeae). In: Pascher, A. (ed.) Die Süßwasser-Flora Mitteleuropas 10. 466 pp. Gustav Fischer, Jena.
  • Krammer, K. 1997a. Die cymbelloiden Diatomeen. Ein Monographie der weltweit bekannten Taxa. Teil 1. Allgemeines und Encyonema part. Bibliotheca Diatomologica 36. 382 pp. J. Cramer, Berlin.
    (同一著者・同一年の著書を複数引用する場合には,年号の後ろにa, bなどを付して区別する。編者は表紙に明記されていない場合に省略可。この場合の出版地はBerlin・Stuttgartだが,最初のBerlinだけを示している)
  • e)ホームページ:著者名と作成年(可能であれば).ページタイトル.アドレス(URL).アクセス年月日.
  • 環境省.公共用水域.水質測定結果.https://www.env.go.jp/water/suiiki/ アクセス年月日 2020年1月23日.
  • Guiry, M.D. & Guiry, G.M. 2008. AlgaeBase. World-wide electronic publication, National University of Ireland, Galway. http://www.algaebase.org. Accessed on 23 January 2020.
  • Guiry, M.D. 2020. Eunotia paludosa var. groenlandica Grunow, nom. inval. In: Guiry, M.D. & Guiry, G.M. AlgaeBase. World-wide electronic publication, National University of Ireland, Galway. https://www.algaebase.org/search/species/detail/?species_id=43208. Accessed on 24 January 2020.
    (特定のページのみを引用する場合)
  • Potapova, M. 2010. Lemnicola hungarica. In: Potapova, M. Diatoms of North America. https://diatoms.org/species/lemnicola_hungarica. Accessed on 25 January 2020.
H.図・写真・表
図・写真・表の説明文はすべて英文とし,引用文献のあとにまとめる。図および写真にはスケールを入れ,地図には方位を入れる。図・写真中で使用する活字は,刷り上がりのサイズを考慮して印字する。サイズは25 cm×17 cm以内とし,図・写真・表には希望する刷り上りサイズ(倍率)を記す。印刷時に写真の下に説明文が入るようにスペースを確保することが望ましい。フロラ論文については,光学顕微鏡写真の推奨刷り上がり倍率を2000倍(場合によっては1500倍)とする。ただし,研究ノートはこの限りではない。
図・写真には,Fig. 1,Fig. 2のように通し番号を付け,Plate番号は付けない。
原稿には希望する挿入場所を右欄外に朱書きする。

I.著作物からの引用
投稿論文への著作物からの引用に関しては,著作権に十分に留意する。許諾が必要な場合は著者が承認を得ること。また,論文中の引用箇所に出典と許諾を得た旨を記述する。

4.投稿

MS-Word形式の電子ファイルを編集委員長宛(executive_editor@diatomology.org)に電子メール添付で送付する。図表については別途PDF形式のファイルとしてもよい。ただしファイルサイズの合計が 5 MB を超えないよう,図を JPEG 圧縮するなどの対策を講じること。
許諾を得た著作物からの引用がある場合は,その旨を証明する文書(コピー可)を添付すること。
なお,電子メール添付による投稿が困難な場合には,編集委員長が認めた場合に限り,これに代わる方法での投稿を認める。その際には編集委員長に予め連絡を取って協議し,承諾を得ること。

5.報文の受理

編集委員会が掲載を承認したとき受理する。

6.完成原稿の提出

受理後すみやかに,著者は編集委員長宛(executive_editor@diatomology.org)に完成原稿(表,図を含む)の電子ファイルを提出する。本文はMS-Word形式(.docx)とする。写真などラスター画像はTIFF形式(.tif),Photoshop形式(.psd),EPS形式(.eps),のいずれかとし,解像度は300 dpi以上とする(JPEG などの圧縮ファイルは不可)。グラフなどベクター画像はEPS 形式(.eps),Photoshop形式(.psd),PowerPoint形式(.pptx)のいずれかとする。表はMS-Word形式(docx),Excel形式(xlsx),PowerPoint形式(.pptx),EPS 形式(.eps)のいずれかとし,画像に変換せずテキストの状態で提出すること。
編集委員長宛にEメール添付やファイル受け渡しオンラインサービスなどを用いて提出するか,電子ファイルを保存したCDまたはDVDを郵送する。CDまたはDVDの場合,ディスクに受付番号および(筆頭)著者名を記すこと。

7.校正

初校を著者に送付する。あわせて必要とする別刷りの注文書を送付する。著者は校正した原稿および記入した注文書を,1週間以内に返送すること。なお,著者校正は原則2回までとし,校正段階での大幅な加筆修正は認められない。

8. 報文の学会への使用許諾

Diatom に掲載された報文について,著者は日本珪藻学会に対して以下のことを許諾するものとする。
 1)要旨(Abstract)および本文PDFの学会ウェブページおよび J-STAGE での公開。
 2)公的機関,研究・教育機関からの依頼に応じた論文複写。

9. 論文の即時公開権について

DIATOM論文の著者は、論文1報あたり1万円を支払うことで、J-STAGEへのアップロードと同時に即時オープンアクセスにすることができる。